カレンダープロジェクト
令和2年6月30日 丸森町社会福祉協議会様から感謝状を頂きました。
震災前から石巻市では、企業によるカレンダー配布が少なくなっていましたが、2011年はほとんど配布されませんでした。
しかし、プレハブ仮設住宅には全国からたくさん届き、余って捨てられていました。そこで、P仮設以外の人々にも公平に支援したい、と考えて始めたプロジェクトです。
2011年は「ずっと応援している」「日本はひとつ」というメッセージが町中に貼ってありました。しかし、年を経るごとに「自分たちは忘れられているのではないか」「あのメッセージはなんだったんだ」という悲しい声も聞こえるようになりました。
「何か支援したいけど時間・お金がなくて被災地に行けない」という相談を受けていたこともあり、両者をマッチングできる、と考えたことも始めたきっかけです。
全国の友人に呼びかけて、2011年から2014年で1000本を超えるカレンダー、手帳の寄付をいただきました。その後は毎年100本強です。
支援が偏らないよう様々な人へ配布するため、被災した商店・仮設商店街・病院・多くの人が集まる場所など、毎年場所を変えて配布しています。
全国から、見たこともない素敵なカレンダーや手帳が届くので、毎年楽しみにしている人が本当にたくさんいます。行ったことのない県の企業名のカレンダー、1年で何度その名前を目にするでしょう。その度に「まだ応援してくれる人がいるんだ、今日もめげずに励もう!!」と元気が出るのです。
カレンダーや手帳を受け取った方からのメッセージを、送付いただいた方々へ毎年お送りしていますが、二回目から、送り主の方々から小さくメッセージを貼ってカレンダーが届くようになりました。そのラリーが続いて、お互い顔は見えないけれど「心が通う支援」が続いています。
年末の忙しい時期に集め、送付ていただくのは骨が折れることですが、ご支援、どうぞよろしくお願いします。
配布準備・配達・配布を一人で行い、事前に配布先との話し合いもあるので、送付前にご一報いただければ幸甚です。
ときに、1月・2月に届くこともあるのですが、年末ギリギリになると、配布できる場所がなかったり、余ってしまうので、皆様のご支援を無駄にしないためにも、12月23日頃までに送付をお願いします。
2020年現在、市内でも余っている捨てるご家庭もありますが、全くないご家庭もあります。流行りの【リユース】も込めて、ご協力よろしくお願いします。